寺の土地に関して、虚偽の登記をした罪などに問われている、元住職の控訴が棄却されました。

大阪市阿倍野区にある「正圓寺」の元住職・辻見覚彦被告は、2018年、特別養護老人ホームを寺の境内に建設しようとして資金繰りが悪化し、寺の土地が差し押さえられるのを免れるため、土地を売買したように装う虚偽の登記をした罪などに問われています。

これまでに、辻見被告のほかにも、事件を主導したとされる不動産会社の男ら3人が逮捕・起訴されています。

4日、大阪高裁は「被告人は共犯者に騙されていたといってもその責任は重い」などとして、控訴を棄却する判決を言い渡しました。

関係者によると、辻見被告は4日午前に即日上告したということです。

(関西テレビ「newsランナー」2025年3月4日放送)

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