神戸市のビルのエレベーターから転落して死亡したとみられる男性は、エレベーターの扉が開いたままだった4階から地下1階に落下したとみられることが分かりました。
警察によると、27日、神戸・三宮にあるカラオケ店の従業員が、ビル4階でエレベーターの扉が開いたままにも関わらず、人が乗る「かご」がないことに気が付きました。
管理会社が点検を行ったところ、エレベーターが上下する空間の底で、医師の田中翔さん(31)が倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。
捜査関係者への取材で、田中さんは知人とカラオケ店の4階の部屋を利用し、1人で部屋を出た後、行方が分からなくなったことが新たに分かりました。
骨折の痕もあり、警察は、田中さんが4階から地下1階のエレベーターの底に転落したとみて、業務上過失致死の疑いも視野に調べています。
一方、管理会社によると、エレベーターの点検は、毎年数回行われていて、去年12月には異常は確認されなかったということです。
(関西テレビ「newsランナー」2025年2月28日放送)