15年前、神戸市北区で男子高校生が殺害された事件。25日から控訴審が始まります。

父親は法廷での意見陳述に臨み、謝罪の意思が見えない被告側と再び向き合います。

15年前、高校2年だった息子の将太さん(当時16歳)は、神戸市北区の路上で、ナイフで複数回刺され、殺害されました。

捜査は難航し、敏さんは、街頭で情報提供を呼びかけるなど、力を尽くしてきました。

15年前、高校2年だった将太さんは、神戸市北区の路上で、ナイフで複数回刺され、殺害されました。

捜査は難航し、敏さんは、街頭で情報提供を呼びかけるなど、犯人逮捕に力を尽くしてきました。

そして、事件から11年後、警察は、28歳(当時・2025年現在は32歳)の男を逮捕。

しかし、事件当時17歳だったため、少年法が適用され、氏名などが公表されないまま、一審の審理が行われました。

【男の被告人質問より(おととし)】「殺すつもりはありませんでした。当時17歳の私は、どうして人を殺してはいけないのかわからないと(精神科医に)相談したことがある」

敏さんは、男の態度や言動から謝罪の意思を全く感じませんでした。

検察は、懲役20年を求刑。神戸地裁は、懲役18年の判決を言い渡しました。

【堤敏さん(判決後・おととし)】「求刑に近いものという結果が出たからとりあえず一区切りかなというとこですね。本当を言えば納得できるはずがないですよね」

その後、男は判決を不服として、控訴。

控訴審では『心神耗弱で責任能力が限定される』などとして、刑を軽くするよう求めるとみられます。

敏さんは意見陳述をするために法廷に立ちますが、やりきれない思いを抱えています。

【堤敏さん】「(控訴後)『被告人は犯行を悔いている』って言うのね。弁護人はね。どこにそんな気配が見えるの?って。

(意見陳述で)相手に伝えるってことはもう考えてない。裁判所には、将太の気持ちを一番にわかって欲しい。なんの身に覚えのないっていうか、そういうことで殺されたわけやから」

息子の無念を晴らすために。父が訴える裁判は25日午前始まります。
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カンテレ「newsランナー」2025年4月24日放送

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