労働組合が万博のカナダパビリオンで、労使協定が周知されないままスタッフが残業を行っていたと訴えました。
労働組合「ゼネラルユニオン」によると、東京都の派遣会社は、カナダパビリオンにスタッフおよそ50人を派遣していて、月に最大20時間程度の残業が発生していましたが、時間外労働に関する労使協定、いわゆる「36協定」の説明を行っていませんでした。
労働基準法では、会社側が36協定を周知するよう義務付けていますが、派遣会社がスタッフ全員に協定を周知したのは、開幕から3カ月近く経ってからだったということです。
また、カナダパビリオンでは、熱中症でスタッフが救急搬送される事案も起きているということで、スタッフは「問題が速やかに解決することを切望しています」とコメントしています。
(関西テレビ「newsランナー」2025年7月16日放送)