外国為替市場で円安が進み、円相場はおよそ半年ぶりに1ドル=140円台をつけました。きっかけの一つとなったのが、日銀の植田総裁の発言です。
日本銀行 植田和男総裁
「(食料やエネルギー価格の上昇で)国民にはかなり大きな負担になっていると十分認識。あまり急いで引き締めをしてしまうと、インフレ率が大きく下がるだけでなく、雇用等に大きなマイナスの影響が及ぶことを懸念して緩和を維持している」
きのう、報道各社のインタビューに応じた日銀の植田総裁は、物価高が国民の大きな負担になっていると認めつつも、2%の物価安定目標には「まだ届いていない」として、大規模な金融緩和を継続する姿勢を改めて示しました。
植田総裁は就任後、一貫して政策修正に慎重な姿勢を強調しており、円安傾向が強まっています。
きょうの外国為替市場では円相場は一時、1ドル=140円台をつけました。去年11月以来、およそ半年ぶりの円安水準です。
アメリカでFRBの議事録が公開され、利上げが長期化するとの観測もあり、日米の金利差が拡大するとの見方が広がりました。
きょうの東京株式市場では円安をうけて輸出関連銘柄に買い注文が集まり、日経平均株価は300円の値上がりで午前の取引を終えています。
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