フジテレビの元専務で関西テレビの大多亮社長が、一連の問題を受けて社長を辞任すると発表し、当時の対応について「情けない」などと話しました。
【フジテレビ元専務 大多亮関西テレビ社長】「これ以上、関西テレビの社長の職を続けることは不適切と考え、本日付けで辞任したという次第です」
フジテレビ専務時代に起きた、中居正広氏をめぐる一連の問題を受けて、辞任したことを明かしました。
【フジテレビ元専務 大多亮関西テレビ社長】「私がまず何よりも謝りたいのは、女性Aさんに対してです。Aさんの心情に寄り添うことができず、彼女を苦しめてしまった本当におわびしたい」
大多社長は、ことし1月に会見を行った際、トラブルを把握したあとも中居氏を番組に起用し続けた理由について、こう話していました。
【フジテレビ元専務 大多亮関西テレビ社長(ことし1月)】「中居氏を守ろうとか、そういういう意識などはもうなかった。それよりも彼女を守るために最善の手はなんなんだ、ということを考えていた」
第三者委員会は、当時のフジテレビの対応について「中居氏の利益のために動き、女性に対する“二次加害行為”にあたる」と指摘。
「守るため」と説明した行為が、女性をさらに傷つけていたと認定されたことについて、大多社長はこう述べました。
【フジテレビ元専務 大多亮関西テレビ社長】「自分たちもこれでいい、良かれと思ってやっていたことが、彼女にとって全然違っていたという指摘は、本当に情けないというか、そういう発想になかったということが一番大きな反省点だと思います」
また、記者から指摘が相次いだのが、「クローズド」な環境で行われた判断について。
当時、問題への対応は、港社長、大多専務、編成制作局長の“閉ざされた3人”で協議されました。
【フジテレビ元専務 大多亮関西テレビ社長】「あの当初は、とにかく1人でも多くの人が知ってしまうことは、必ず情報が漏れてしまうというのをすごく気にした。『(編成・制作ラインの)古い3人がわかっていないんだ』ということを(報告書に)書いてありましたけども、対応の知識や弱さはすごく感じます」
自身も番組出演者やアナウンサーを伴った会合を複数行っていたとされた、大多社長。あらためて認識を問われると・・・。
【フジテレビ元専務 大多亮関西テレビ社長】「報告書の中で、(参加者が)不快な思いをしたということが書いてあったが、そうだとすれば、私の認識が甘かった。時代からずれていた」
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カンテレ「newsランナー」2025年4月4日放送
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