高校野球の名門・龍谷大付属平安高校で、野球部の監督が部員に対し、頭を叩くなどの体罰を加え、退職していたことがわかりました。
【龍谷大付属平安高校・山脇護校長】「誠に申し訳ございません。深くお詫び申し上げます」
龍谷大付属平安高校は、2月13日、硬式野球部の寮で、原田英彦監督が練習などを報告するノートを提出しなかった部員2人に対し、手のひらで頭を叩くなどの体罰を行ったと発表しました。
体罰があった翌日に、部員1人が欠席していたため、学校が聞いたところ、「監督に暴力を受けたため登校できない」と話し、事態が発覚したということです。
学校の調査に対し、原田監督は体罰を認め退職届を提出しました。
【龍谷大付属平安高校・山脇護校長】「この部員をなんとかさせてやりたいという思いが強くて体罰に至ったと聞いています」
原田監督は、「大変申し訳ないことをした。学校に戻って野球を続けてほしいと心から願っている」と話しているということです。
原田監督は1993年から指揮をとっていて、1997年の夏の甲子園で準優勝を果たし、2014年の春のセンバツで優勝するなど、これまでに春夏あわせて19度の甲子園出場に導いています。
(関西テレビ「newsランナー」2025年3月5日放送)