長引く寒波が各地に影響をもたらしています。
積雪が多かった地域では雪崩や落雪の被害も起きているようです。
さらに「イット!」では今回、雪の影響が残る人気観光地も取材しました。
11日午後1時半ごろの北海道・札幌市では、ホワイトアウトが発生し、車のヘッドライトもかすむ視界不良となりました。
女性が着る黒いコートや髪の毛にも雪が積もる激しさです。
長引く大寒波の影響で注意が必要となっているのが、屋根から落ちる雪。
今回の大寒波で大雪となった地域では今、危険な落雪が相次いでいます。
山形・長井市で撮影された映像では、落ち始めた屋根の雪が一気に崩れ落ちました。
まさに一瞬の出来事です。
人がもし下にいれば逃げることは難しく、非常に危険な状況といえます。
温泉宿の宿泊客ら約50人が孤立する福島市の土湯温泉町。
上空のヘリから確認できたのは、孤立を招いた雪崩の痕跡です。
木々が倒され、道路が雪で埋もれている状況が見て取れます。
約50人が孤立する温泉宿は、電気やガスなどのライフラインに問題はなく、体調不良などを訴える人は確認されていません。
県は天候が回復次第、早ければ12日にもヘリによる救出を始める方針です。
「建国記念の日」の11日、雪景色が広がっていた栃木・日光市の「いろは坂」。
観光スポット「華厳の滝」は、寒さの影響で滝の一部が凍り、幻想的な光景となっていました。
日光東照宮では、雪がしっかりと残っている場所もあり、雪に足をとられている人もいました。
一度雪に足を取られた観光客は、立ち上がったあとに再びつるり。
積もった雪が固まり、非常に滑りやすい路面となっていました。
12日は九州から東北まで雨の予報。
積雪の多いところでは雪解けが進み、雪崩や落雪の危険性が高まる恐れがあり、注意が必要です。
FNNプライムオンライン
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