6日に19歳の誕生日を迎え、門出の儀式「成年式」が行われた秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁さまは午後4時すぎに感想を述べられました。
皇居での儀式を終えてお住まいに戻られた悠仁さまは「まず成年式を滞りなく終えることができ、安堵(あんど)しております。これまで見守ってきてくれた家族をはじめとするお世話になった方々に深く感謝申し上げます。これから成年皇族としての自覚を持ち、皇室の一員としての役割をしっかりと果たしていきたいと思っております」と率直な感想を述べられました。
青空のもと始まった“ハレの儀式”。
6日朝に天皇陛下の専用車両「ロイヤル」に乗った悠仁さまは、皇居前広場に集まった人たちの祝福に笑顔で手を振られました。
広場に集まった人からは「大人になられて、やっぱりすごく成長されたなという感じですよね」といった声が聞かれました。
午前10時、宮殿・春秋の間では成年式の中心的な行事「加冠の儀」が行われました。
悠仁さまは浅黄色の「闕腋袍(けってきのほう)」と呼ばれる未成年の装束姿で、頭上に成年皇族の冠が載せられ、側近が和紙でできたひもをかけて結び、はさみで切り落としました。
悠仁さまは両陛下にお礼を述べた後、秋篠宮ご夫妻にも「成年皇族としての自覚を持ち、その務めを果たしてまいりたいと存じます」と、感謝と決意を伝えられました。
その後、悠仁さまは黒い成年の装束に着替えて皇室の伝統の儀装馬車に乗り込み、厳かな馬車列で宮中三殿へ向かわれました。
悠仁さまは皇室の祖先とされる天照大神を祭る賢所の回廊をゆっくり進み、成年皇族として初めて参拝されました。
午後2時、えんび服姿の悠仁さまは宮殿・松の間で両陛下に成年として挨拶をする「朝見の儀」に臨まれ、陛下へ「成年皇族としての責務の重さを自覚し、さらに勉学にいそしむとともに経験を積み、これまで賜りました御恩にお報い申し上げたく存じます」と述べられました。
固い決意をうなずきながら見守られた陛下は「成年式を挙げられたことを心からお祝いします。これからは学業に励まれるとともに、皇族としての務めを立派に果たされるよう願っております」と述べられ、皇后さまも「今日は成年式おめでとう。これからもお体を大切にされ、どうぞお元気に様々な経験を積まれますようお祈りしております」と祝福の言葉を送られました。
その後、悠仁さまは陛下から受け取った「大勲位菊花大綬章」を身に着け、宮殿での行事を終えられました。
このあと、東京都内のホテルで両陛下や皇族方などを招いた夕食会が行われます。
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