猛烈な暑さが続いていますが、各地で深刻な水不足となっています。
■水不足でレジャープールの営業“3日間のみ”
日比麻音子キャスター:
危険な暑さが続き、水不足も深刻な問題となっています。
例えば、正善寺ダム(新潟・上越市)は、貯水率が20%を下回り、約11万人の近隣住民に節水が呼びかけられています。
また、三宝ダム(兵庫・丹波市)は貯水率が43.1%と、過去5〜6年で最低レベルを記録しました。こうした状況から、丹波市のレジャープールは7月26日~8月31日までの営業中止を発表しました。
丹波市の担当者は「皆さん楽しんでいるため大変心苦しいが、雨があまりにも降らず、飲み水優先で対策をしなければならない」としていて、今年(2025年)の営業は3日間のみということになりました。
今後も、降水量が心配です。7月24日に気象庁が発表した1か月予報(7月26日〜8月25日の降水量)を見ても、広い範囲で平年よりも少ないという予想となっています。
高柳光希キャスター:
河口湖も水温が30度近くなっていて、河口湖で貸しボート店を営む大町さんは、「夏の魚は大きいから心配ないが、今はまだ稚魚の冬の魚・ワカサギなどの生態系にも影響が出るのではないか」と心配していました。
■厳しい暑さが続く中、夏の過ごし方にも変化
日比キャスター:
京都ならではの風物詩「納涼床」は本来、食事をしながら鴨川から吹く冷たい風を楽しむ伝統文化です。ただ、「割烹露瑚(ろこ)」では、暑すぎることから、2024年のお盆は「納涼床ランチ」を中止したということです。
担当者は「京都は盆地で熱風が吹く。これだけ暑いと危険。お客様も食材も従業員も心配」として、今年(2025年)は8月全ての納涼床のランチ営業を中止するということです。
また、東京・豊島区のラーメン店「麺創庵 砂田」は、以前の営業時間は午前11時~午後5時でしたが、暑すぎることが影響したのか、「12時以降お客さんがぱたっと来なくなった」ということです。
そこで、2023年に朝ラーメンを開始し、現在、午前8時~午後2時30分に営業時間を変更したところ、売り上げが約1.3倍になったということです。
■動物園が「サマータイム」導入 あの有名キャラの生活にも変化?
日比キャスター:
動物園も暑さを考え、営業時間を変更するところがあります。
香川・東かがわ市の「しろとり動物園」の営業時間は通常、午前9時30分〜午後5時ですが、8月1日〜17日は「サマータイム営業」として、午後3時〜午後8時に変更します。
ライオン・トラ・アリクイなど夜行性動物の活発な姿が見られるのは、夕方以降ならではです。動物の体調により、イベント内容の変更や中止の場合があるということです。
そして、滋賀・彦根市のキャラクター「ひこにゃん」のお散歩時間も変化しています。
ひこにゃんは、毎日決まった時間にお散歩・ファンとの交流時間を設けていました(平日2回、土日祝日3回)。通常は1回30分ほどですが、23日から10分以内に短縮されました。
彦根市の担当者によりますと、観覧するお客さんやひこにゃん・お世話係の熱中症対策として短縮したということです。
「Nスタ」午後4時台の「お天気コーナー」には、お子さんが出演してくださっていますが、東京地方に熱中症警戒アラートが発表された場合は、出演が中止となっています。
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