道路にロープを張り、自転車の男性を転倒させ、けがをさせた罪に問われた男の裁判で、大阪地裁堺支部は、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
ことし5月、大阪府羽曳野市の防犯カメラ映像。
自転車で走って来た男子大学生が突然転倒しました。
実はこの直前に、男が道路にロープを張る様子も映っていたのです。
道路にロープを張り男子大学生(20)にけがをさせた罪で起訴された松見優希被告(23)に対して、25日、大阪地裁堺支部で判決が言い渡されました。
井谷喬裁判官は「私生活がうまくいかないストレスを誰かに迷惑をかけることで解消しようとした」とした上で、「出来心のいたずらではすまされず、相応に悪質な犯行」と指摘。
一方で、「反省の様子がうかがえる。自業自得であるとはいえ一定の社会的制裁を受けている」などとして、懲役2年6カ月、保護観察付きの執行猶予4年を言い渡しました。
(関西テレビ「newsランナー」2025年9月25日放送)