1月29日のラストランを終えて引退した、JR東海の検査専用車両「ドクターイエロー」。
2月1日、その車体を掃除するイベントが都内で開かれ、鉄道ファンたちが感謝の思いとともに、別れを惜しみました。
特別に用意された黄色いブラシやスポンジを使って、「ドクターイエロー」の車体を奇麗に洗います。
東京・大井車両基地で行われたこのイベントには、2万人を超える応募者の中から抽選で選ばれた約200人の親子連れなどが参加しました。
群馬からイベントに参加した人は、「感動の一言しかないです。うれしくて、うれしくて。今日死んじゃってもいいかなっていうくらい。最後なのでお掃除して、『ありがとう』っていう気持ちを直接ドクターイエローに言えたらなと思います」と話しました。
見ると幸せになれる“幸せの黄色い新幹線”とも呼ばれファンに愛されてきた、JR東海の検査専用車両「ドクターイエロー」。
老朽化のため引退が決まり、1月29日にラストランを終えました。
そんなドクターイエローに直接触れることのできるファンにはたまらないこのイベント。
参加者はまず、実際の整備員から車体の洗い方を学びます。
整備員:
ぱっと見はきれいに見えるかもしれませんが、やはり外を走っておりますので、土やほこり(が付いている)。
掃除方法を学んだら早速、体験。
子供も親も、一生懸命ブラシやスポンジを動かしていました。
兵庫県から来た親子連れの父親:
思い出になればと思って来ました。彼が頑張って洗ってくれたので、良かったかなと思います。
愛知県から来た男性:
ドクターイエロー見るの初めてで、こんなにもきれいな色だったんだなって。最後にありがとうって言える機会をもらえて良かったなと思います。
改めてお別れの場を作りたいとの思いからこのイベントを企画したJR東海新幹線鉄道事業本部・高井総子さん(※「高」は「はしご高」)は、「皆さんが今日感じられたことを末永くお持ちいただけるとありがたいかなと思います」と話しました。
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