小林製薬の紅麹サプリ問題をめぐり、香港の投資ファンドが当時の取締役らに損害賠償を求める株主代表訴訟を起こしました。
小林製薬の株のおよそ10%を保有する香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」は去年、紅麹サプリ問題の責任をめぐり、会社側に元社長の小林章浩氏ら7人を提訴するよう求めました。
しかし小林製薬は、7人に法令違反が認められないとしてこれに応じず、オアシスは4月3日、7人におよそ135億円の損害賠償を求める株主代表訴訟へ踏み切りました。
オアシスは「小林製薬は引き続き創業家の強い影響下にあり、創業家と会社の意思や利益が対立していることは明らか」と指摘しています。
一方、小林製薬は「現時点で訴訟告知が届いておらず、コメントを差し控える」としています。
(関西テレビ「newsランナー」2025年4月7日放送)