アメリカ・ニューオーリンズで16日、拘置所の房のトイレが外され、男10人が脱走しました。
ルイジアナ州ニューオーリンズの保安官事務所によりますと、午前8時半の点呼の際に拘置中の男10人がいなくなっているのに係官が気づきました。
公開された写真によりますと、拘置所の房の中にあるトイレと流しが外され、壁には「簡単すぎだぜ(笑)」などと落書きがされていました。
当局がさかのぼって調べたところ、午前0時20分すぎから午前1時頃にかけて、男らが房のドアを強く引っ張って外し、トイレを壁から引き剥がしてできた穴を通り脱走したことがわかりました。
10人のうち1人はその後、身柄が拘束されましたが、当局は残る9人の行方を追うとともに、内外で脱走を手助けした人物がいるとみて捜査しています。
この拘置所は2015年に開所し、最新の設備を備えたとして知られていましたが、予算不足で壊れたドアや鍵が修理されず、放置されていました。
また、周辺の警察や住民に知らされたのは脱走が確認された2時間以上たった後で、対応の遅れに批判が広がっています。
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