現在、既婚者の4人に1人がマッチングアプリを通じて出会っています。こうした中で独身を装った「独身偽装」による被害が相次いでいるといいます。
■「デートをいつも通りした翌日に」
仲むつまじく、身を寄せて写真に写るカップルは、独身同士・・・のはずでした。
マイコさん(仮名)
「2023年5月にマッチングアプリ、独身者限定のアプリで相手方とマッチしました」
マイコさんは、独身専用のアプリで男性と知り合います。
もちろん、自身のプロフィールには「既婚者お断り」の言葉を書き込みました。
マイコさん(仮名)
「既婚ではないか、彼女がいないかも確認をしている。不倫相手にされることを最も嫌うことを強く意思表示していた」
交際してから4か月は、朝から晩まで毎日のように連絡。
時には、お互いに家族のことや将来のことについて語り合ったと言います。ところが・・・
マイコさん(仮名)
「デートをいつも通りした翌日に、すべての連絡先がブロックされた」
何事かと心配になり、調査会社に調べてもらったところ…
マイコさん(仮名)
「(調査会社に)居場所を突き止めてもらったときに、妻子持ちということが判明した」
独身と偽って交際していたことが明らかになったのです。
自身の体験から、『独身偽装被害者の会』を立ち上げたマイコさん。
マイコさん(仮名)
「独身偽装は不法行為である、もしくは性加害であることを浸透させる活動を努めている」
■「産んだら殺す」女性が決意
高柳キャスターが話を聞いたのは、6年前にアプリで男性とマッチングしたあおさん(仮名)。
あおさんも「独身偽装」の被害にあっていました。
高柳光希キャスター
「どんな人だったんですか?」
あおさん(仮名)
「安心感ある人だなという印象」
交際期間は3年近く。その間に、あおさんが男性の子どもを妊娠していることがわかります。
しかし・・・
あおさん(仮名)
「妊娠が分かったときに豹変したように、強い口調で中絶を迫られ、産んだら殺すとまで言われた」
中絶を強要する男性でしたが、あおさんは産むことを決意します。
そんな中で発覚したのが、相手の「独身偽装」でした。
高柳キャスター
「率直に、初めて知ったときはどうでしたか?」
あおさん(仮名)
「いきなり怒りとはならなくて、ただただ悲しいという気持ちになった」
現在は、シングルマザーとして子どもを育てています。
現在、このようなトラブルを防ぐためマッチングアプリ「タップル」では、4月から“マイナ独身証明”を導入。
マイナンバーカードで登録するだけで、会員が独身かどうかを証明できるようになっています。
このような独身偽装による被害は、止めることができるのでしょうか。
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