毎年行われている「国語に関する世論調査」で、今回初めて「SNSの普及が日本語にどう影響するか」が調査されました。「最近の若いもんは…」とはいかない現状もあるようです。
文化庁が先ほど発表した毎年恒例の「国語に関する世論調査」。
今回、初めてSNSの普及が日本語に影響するかどうかにも焦点が当てられ、「影響がある」と答えた人は全体のおよそ9割にのぼりました。
このうち、具体的な影響について最も多かった回答というのが…
「めっちゃ省略しない?」
「略す」
「略し言葉が多すぎて伝わらない」
「気になる人を『気にピ』とか『好きピ』とか」
「略語が増える」というものです。
そう答えた人の割合は8割にのぼり、ほかにも「仲間内だけで通じる言葉が増える」と答えた人も半数近くに及びました。
“仲間内だけの言葉”…。心当たりを聞いてみると。
「納得みたいな感じの意味で『あね』。『あーね』みたいな」
「『たこ』いこうや。『たこ』飲み。(Q.『たこ』ってどういう意味?)顔が赤くなって。そこまで飲もうよって意味」
「はじめて聞いた」
実は年齢別のデータをみてみると、20代までの若年層に次いで60代以上も多く、およそ半数に上っています。
街で伺うと、「最近の若いもんは…」とは言い切れない人もいるようで。
「かなりドジな奴で●●さんみたいという言い方で、それを知っている人たちのグループチャットではあるかもしれないです」
他の質問項目でも、「相手への思いやりに欠けた言葉遣いが増える」と答えた人の割合が、全体では48.9%でしたが、こちらも60代以上は50%を上回り、10代よりも多い結果となりました。
「『しばくわよ』は使うね。別に本当に殺そうっていうんじゃない。もう『殺すわよ』って」
過去のやり取りで、“悔やまれる経験”がある人も。
「もうちょっと言葉をきちんと説明すればよかったなとか、そういうことはありますね。もう後悔の連続ですから人生」
SNSは幅広い世代への普及とともに高齢者のコミュニケーションにも影響を与えつつあります。
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