■撮影者「急に爆発して吹っ飛んだ」
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14日午前9時ごろ、秋田・能代市にあるJAXAの実験場。「3、2、1、ゼロ」とカウントダウンがなされ、モーターの燃焼実験がスタート。炎と白煙が噴き出しました。
しかし開始から57秒後、モーターが爆発。破片が飛び散り、煙が立ち上りました。建物が燃え、火災が発生しました。集まった人々のカメラにも爆発の様子が映っていました。
撮影者
「ちょっと音がおかしくなったかな、というあたりで、急に爆発して吹っ飛んだという感じでしたね」
近所の人は「グワーってなった瞬間、ドーン!ってなったじゃん。(失敗して)あ、終わったと」と言います。
■打ち上げ輸送サービス活用へ開発
火は約2時間後に消し止められ、爆発によるけが人はいませんでした。この時行われていたのは、JAXAの次世代型ロケット「イプシロンS」のモーターの性能を確かめるための実験です。
イプシロンロケットは将来、民間事業者が宇宙への打ち上げ輸送サービスに使うことなどを視野に開発が続いています。
■「圧力容器」破壊が原因の1つか
JAXAのイプシロンロケットプロジェクトチームの責任者は取材に「最終試験になるわけですけども、そこで今回の異常が発生してしまったというのは、非常に残念なことであります」と語りました。
責任者は、考え得る原因の1つとして、圧力容器が破壊に至ったことを挙げています。今回の爆発で、来年度以降に予定されていた初号機の打ち上げに遅れが生じる可能性もあるといいます。
■失敗相次ぎ…専門家「技術の検証を」
日本ではここ最近、ロケットに関する失敗が続いています。去年10月は、イプシロンSの前身である「イプシロンロケット6号機」が打ち上げに失敗。今年3月には「H3ロケット1号機」が打ち上げ後にエンジンへの着火が確認されず、破壊されました。
相次ぐ失敗で、私たちの生活に影響があるのでしょうか。ロケット工学を研究する専門家に聞きました。
大阪産業大学機械工学科・田原弘一教授
「気象衛星ひまわりやGPSなど、もろに私たちの生活に関わってきます。気象が分からないと、いろいろ対応が大変なことになってしまいます。いきなり『明日暴風雨になった』、などはえらいことです。確実に技術を検証していくのが大事だと思います」
(2023年7月14日放送「news zero」より)
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