週初めの暑さから一転、11日は今シーズン一番の寒気が流れ込み、北日本の各地で雪となっている。
関東から西では強い北風が吹き、被害も出ている。
11日午前7時過ぎの札幌市内では、公園のベンチや車の屋根に雪が積もっていた。
11日、札幌市では、2022年より5日早い初雪を観測した。
札幌市民「いよいよ来たかと思いました」、「こんなにいっぺんに寒くなるとは思いませんでした」
北海道では、函館市や室蘭市でも11日、初雪を観測。
今シーズン2回目の雪となった旭川市では吹雪となり、一時8cmの積雪を観測した。
北海道では12日夕方までに、多いところで40cmの降雪が予想されている。
11日は本州の青森市でも初雪が観測されるなど、秋から冬へ足早に移りつつある。
一方、関東から西では、強い冬型の気圧配置になった影響で、各地で強い北風が吹いた。
カスタムカーなどを体感できるイベントの会場では、10日夜からの強風で、72のテントのうちおよそ半分が壊れたり傾いたりしたという。
さらに、仮設トイレが倒れたり、展示する予定だった車が壊れるなどの被害も出たという。
けが人はいなかった。
来場者「結構テントが倒れている状況だったので、かなり危険かなと。我慢するしかないですよね」
一方、近畿では、京都府や大阪府内などで風速8メートル以上の北風を観測。「木枯らし1号」が吹いたと発表された。
2022年より2日早い発表だ。
大阪市民「やっと冬服になりますね。寒いかなと思って結構着込んできました」
本格的な冬が近づく中、石川・金沢市では4年ぶりに「カニまつり」が開かれ、多くの人が訪れた。
会場では、冬の味覚・ズワイガニを使った「カニ汁」が500食限定で販売され、買い求めた人たちが舌鼓を打っていた。
ズワイガニ漁は、11月6日に解禁されたばかりだが入荷は順調で、例年より2割~3割安くなっているという。
東京・浅草の鷲神社では、新しい年の商売繁盛を願う祭り「酉の市」の一の酉が開かれた。
あちらこちらで聞こえる手締めの音。
境内にはおよそ100の店が並び、訪れた人たちが熊手を買い求めていた。
熊手を買った男性「20万プラスご祝儀ですね。これ特注なんです。また来年頑張ろうという気持ちで来ています」
中には、38年ぶりに日本一となった阪神タイガースのマスコット「トラッキー」がたくさんついた熊手も。
店の人「観光客も来ているので、わたしたちにとってはいいのかな」
2023年は人数制限がない4年ぶりの通常開催で、およそ50万人の人出を予想しているという。
(北海道文化放送)
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